林業ってどんな仕事?
皆さんは、「林業」と聞いてどのような職業を想像しますか?
「木を切る仕事だと思うんだけど、具体的にはよくわからないなぁ・・・」多くの方々にとって、馴染みの少ない林業は正直なところ
「はてな?」な仕事と思います。ここではそんな林業の基本的な仕事内容を簡単に紹介していきます。
- 地ごしらえ
- 苗木を植え易くするために枝や梢を片付けて下地を作ります。
- 植え付け
- 苗木を植えます。
- 下刈り
- 雑草や雑木を刈り、苗木の成長を支えます。
- 除伐
- 元気な木を残して、成長の悪い周辺の木を伐ります。
- 枝打ち
- 無造作に伸びた枝を切って整えます。
- 間伐
- 曲がった木や腐りかけた木を伐って、バランスの取れた森にします。
- 伐木
- 成長して資材利用できる木を伐採します。
- 造材
- 倒れた長い木材を出荷できるサイズに切り(玉切り)ます。
- 集材
- 造材された木を搬出しやすいように集めます。
- 出材
- 集められた木材を山中からトラックに積める場所まで搬出します。
- 運搬
- 市場や製材所などに届けます。
森にまつわるQ&A
森にはどんな木が生えてるの?
森には本当にいろいろな木が生えています。真っ直ぐな木、曲がった木、薬になる木、染め物になる木など様々です。
木は、成長の過程で二酸化炭素を吸収して、動物の成長に必要な酸素を吐き出します。 また、木は落葉によって土を肥やします。肥えた土には多くの生き物が棲みつき、そこで植物性プランクトンたちが生まれます。 植物プランクトンは雨水によって沢へ流れ、水中の動物性プランクトンのエサとなります。更に、それを食べる生き物のエサとなって、 食物連鎖により海の生き物にも大きな影響を与えます。木は他の生物の進化や発展に欠かせない存在なのです。
木は、成長の過程で二酸化炭素を吸収して、動物の成長に必要な酸素を吐き出します。 また、木は落葉によって土を肥やします。肥えた土には多くの生き物が棲みつき、そこで植物性プランクトンたちが生まれます。 植物プランクトンは雨水によって沢へ流れ、水中の動物性プランクトンのエサとなります。更に、それを食べる生き物のエサとなって、 食物連鎖により海の生き物にも大きな影響を与えます。木は他の生物の進化や発展に欠かせない存在なのです。
針葉樹と広葉樹は何が違うの?
針葉樹は、人の生活によく利用される樹で、古くから人の手によって植林されてきました(植林によって出来た森を人工林と呼びます)。
代表的なものに杉と桧があり、
住宅に最も多く利用されています。広葉樹は、固くて滑らかという優れた材質を持っていますが、反りや狂いが強いため、人の生活
には広く利用されずにきました。代表的なものに、樫(カシ)、紅葉(モミジ)などがあります。
果実も物によってはその90%が 動物のための食料となり、ほんの数%が子孫繁栄に使われると言われています。そして、植物は一般に自分だけでも生存可能なのに対して、 動物は植物なくしては生きることはできません。
果実も物によってはその90%が 動物のための食料となり、ほんの数%が子孫繁栄に使われると言われています。そして、植物は一般に自分だけでも生存可能なのに対して、 動物は植物なくしては生きることはできません。
人工林と天然林って何?
人工林は、人の手によって植林されて出来た森です。人工的に作り上げた森なので、継続的に手入れをしなけなければ、荒れていってしまします。
これは畑で栽培する野菜と同じことですね。天然林は、その名の通り、人の手が入っていない天然の森のことです。森に生えている大きな樹から
風や鳥などによって実が運ばれ、その実が自然に芽を出して出来た森を指します。
どうして日本の森は、杉(スギ)と檜(ヒノキ)ばかりなの?
現在の日本の森は、多くが植林によってできた森(人工林)です。古くは、多種多様な木が存在していましたが、
戦後、住宅の需要が増したことによって、建築材料に優れた針葉樹(杉、桧)がたくさん植えられました。